佐藤浩市 父・三國連太郎さんとの不仲説に言及「そのままの雰囲気でいい、というのはあった」
2022年05月22日 23:07
芸能
会見に関して話を振られた佐藤は、「僕も生意気な言い方をしちゃったんだと思うんですよね。それに対して三國がポンッときたので、その空気感がみんなが求めた美味しんぼだったので。そのままの雰囲気でいいんじゃないか、というのはあったと思います」。映画の作品内容が父子の確執を描いた内容でもあったため、「不仲説」を否定することがなかったという。
最初に父と共演したのは1986年公開の「人間の約束」だったとし、「ほんのワンシーンで、からみがなかった」と説明。次が「美味しんぼ」だったといい、「一緒に共演しないから“あの親子は仲が悪い”と言われ出したんですよ。そういうのがあったとして、なぜ一緒にやらなかったかというと、自分たちで勝手にハードルを上げていたんですね」と明かした。「一緒にやる作品は監督はこの方でとか、いろんなことでハードルを高くしてしまったがために一緒にやる機会を失ってしまったという中で言うと、美味しんぼはそういう話じゃないですか」と微笑を浮かべた。
番組ではテレビ初公開という、「美味しんぼ」のメーキング映像が公開された。撮影の休憩中、演技の相談をする佐藤と三國さん。寝ころびながら顔をみつめ、笑い合った。三国さんは佐藤に「僕がこの世からいなくなった後でも、僕の背中を見ながら次の世代を生きていけるようになればいいかな」とメッセージを送っていた。
「美味しんぼ」で共演していなかったら「今でも後悔している」と佐藤。俳優の世界で親子、兄弟として活動している人は「いっぱいいる」とした上で、「後で後悔するからやっといたほうがいいぞ一緒に、ということは言っている」と話していた。