T―BOLAN森友嵐士 心因性発声障害の治療中に起きた奇跡 ボイストレーナ―からの意外な指示

2022年05月23日 15:48

芸能

T―BOLAN森友嵐士 心因性発声障害の治療中に起きた奇跡 ボイストレーナ―からの意外な指示
「T-BOLAN」の森友嵐士 Photo By スポニチ
 1991年のヒット曲「離したくはない」のヒットなどで知られる4人組バンド「T―BOLAN」のボーカルの森友嵐士(56)が23日、フジテレビ系「ポップUP!」(月~金曜前11・45)にVTR出演。心因性発声障害の治療中に訪れた“奇跡”について語った。
 森友は人気絶頂だった94年に心因性発声障害を発症し、バンドは95年に活動休止、99年に解散した。突然の病いに、絶望を感じながらも、森友は「やっぱりいいライブが届いた時って、拍手が止まらない、終わらない。あの瞬間がたまらない。ステージに立つ人間はそのことを知っているから、おそらくステージから下りられない。もう1回ステージ立ちたいっていうこと、イコール俺の中ではやっぱりT-BOLANだった」と言う。いつか来る復活のチャンスを信じ、懸命の治療を続けた。

 そんな中、奇跡を体験することに。「あるボイストレーナーの先生に“今日は森友さんにお願いがあります”って言われて、“何ですか?”って言ったら、“魚釣りに行ってほしい”っていうわけよ。“今、森友さんに必要なのは心が喜ぶことなんだ。いろいろな話を聞いてきたけど、魚釣りの話をする時が一番うれしそう”って。“だから、徹底的に魚釣りに行ってくれ”って言われて」と回顧。それでも、当初は「やっぱり罪悪感もあったのよ。魚釣りに行くことに。どこかでこんなことをやってていいのかなって」と迷いもあったが、先生から「仕事だと思ってやってくれ!」と言われたそうで「罪悪感も消えるじゃん。“行っていいんですね?”みたいな。徹底的に行きましたよ」と笑った。

 「どうせダメだろうな」と行ったものの、「歌えちゃった。声がパーンと出たわけ」と言う。釣りで声が出たのは1回だったというが「自分が“ウワッ”ってうれしいことって、振り返ったらちょっと記憶の中にあるじゃん。あれ好きだった、これ好きだった、こういう時、すげーうれしかったな、とか、そういうことを自分に与えてあげると、何かきっかけが生まれるかも」と語った。
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