観光船再引き上げ 使用ベルト3本減のナゼ?専門家が解説「ベルト本体にかかる力は増す」
2022年05月26日 13:01
芸能
![観光船再引き上げ 使用ベルト3本減のナゼ?専門家が解説「ベルト本体にかかる力は増す」](/entertainment/news/2022/05/16/jpeg/20220516s00041000599000p_view.webp)
水深182メートルの海底に落下した船の引き上げ作業に向け、この日も午前から準備が進められている。前回は5本のベルトを使って水深20メートル付近までつり上げられたが、そのうち2本のベルトが切れて落下。今回は強度を増したベルトを2本だけ使用し、引き上げる。ベルトの本数を減らした意図について、安倍氏は「水中のカズ1の重量は前回と変わらずですが、前回より強度を増し、3点支持から2点支持に変わったということで、ベルト本体にかかる力は増します」と解説。「安定した状態で水面付近までは上がってくると考えます」と見通しを語った。
引き上げ後は、作業船の横で船体の一部を海面に露出させてえい航される「横抱き」というえい航方法が取られる。安部氏は「前回は水中えい航、証拠物たる船をできるだけ傷めないように、水中で静かに卵を運ぶような方式で運ぶ必要があったと考えます」と解説。「今回は1度落ちてしまったので、安定して運ぶことに主眼が置かれた処置かと思います」と、目的によって作業方式が変わった可能性を指摘した。