誤入金で容疑者「全部使った」の信ぴょう性は?八代弁護士が分析「最悪の供述、裏付ける行動」
2022年05月26日 14:30
芸能
町は誤入金された金と弁護士費用などを合わせた5100万円余りの支払いを求め、田口容疑者を相手取り5月12日に民事提訴した。田口容疑者は、20日には町側の返金請求を無条件に認める「認諾」をしており、返還義務が生じている。
八代氏は「容疑者は少しでも自分の罪や刑を軽くしたという合理的な行動をする、暗黙的な行動をするという前提に立った場合」と前置きしつつ、田口容疑者の認諾のタイミングに着目。「まだ第1回口頭弁論も開かれていない、訴状が来たか来てないくらいの段階で、請求の認諾を行うことは異例中の異例なんです。相手の言うことをほぼ全面的に認めるということですから」と指摘した。
その上で「本人の強い意思、了解がなければ代理人は勝手にできないことですから、本人の了解があったことは明らかだと思う。請求は全部認めてくださって結構ですと。それは返すあてがないから、請求を認めていいと考えるのが普通だなと考えます」と見解を示した。
さらに八代氏は、「一番自分の罪を重くする供述は、“遊び金として使って、もうないです”と言うのが最悪の供述」とし、「それをして、それを裏付ける行動を取っているので、本当のことを言っている可能性は相当あるんじゃないか」と分析した。