森口博子 歌手の原体験の1曲に感涙「今、私、歌手になってここに立っているんだ」
2022年05月26日 21:07
芸能
両親が離婚し、母が自分を含めた4人姉妹を必死に育ててくれていたころだったという。「いろんなことが…人生がよみがえってきますね」。声を詰まらせながら話すと、パーソナリティーの野村邦丸から「目が赤くなってきてますよ」とツッコミを受けていた。
歌手への第1歩とも言える曲という。「毎年、『ちびっこものまね紅白歌合戦』という歌番組が全国放送で、中野サンプラザで、スマイリー小原さんの生バンドで…。服部良一先生の審査を受けながら毎年、歌わせていただいた経験をした中の1曲で、これも歌わせてもらったんですけど、ライブの原体験です」。ステージに立ち、自らの歌声で観客とともに空間を作っていった、初めての経験を懐かしんだ。
昨年行われた、作曲家の故・筒美京平さんの追悼コンサートでは、太田とも共演した。「太田裕美さんがこの歌を歌われていたんですけど、その太田裕美さんの出番の次が私だったんですよ。袖で『九月の雨』を聴きながら、泣かないように必死にスタンバイして」。太田から雰囲気を引き継ぐ形で自分がステージに立ったといい、「“え?今、私、歌手になってここに立っているんだ”って経験をさせてもらいました。泣いちゃう…」と、再び涙声になった。
夢を現実にした森口の思い出話に、野村も「俺ももらい泣きしちゃった」と感激していた。