「義経のスマホ」源義経役はまさかの“ひなた”川栄李奈「虚無蔵さんに…身の引き締まる思い」ネットも驚き

2022年05月27日 00:30

芸能

「義経のスマホ」源義経役はまさかの“ひなた”川栄李奈「虚無蔵さんに…身の引き締まる思い」ネットも驚き
SF時代劇「義経のスマホ」。主演はまさかの川栄李奈(C)NHK Photo By 提供写真
 全編スマホ画面のみで描いて話題のNHKミニドラマ「義経のスマホ」(総合、全8話)の第4話が26日深夜(0・25~0・30)に放送され、主人公・源義経役を女優の川栄李奈(27)が演じていることが明らかになった。声だけでインターネット上では予想合戦が展開されていたが、この日、ついに番組最後のクレジットで発表。川栄は「まさか自分が源義経を演じることになるとは思いませんでした。(昨年後期の連続テレビ小説)『カムカムエヴリバディ』で、時代劇をこよなく愛する虚無蔵さん(松重豊)に『時代劇を救ってほしい』と言われた(ヒロイン)ひなたを演じた身として、とても身の引き締まる思いです」とコメントした。
 女性としては過去、1952年公開の映画「牛若丸」で美空ひばりが牛若丸と桔梗の1人2役で演じたことがある。

 SNS上には「義経の声が女性やなとは思ったけど、まさかの川栄李奈さんやったとは!ひなた~」「義経、絶対女性だなと思ったら、川栄李奈さんだったか!顔出しはあるのかな~」「配役、当たっていた人もいるから凄いよな」などと驚きの声も続出。「カムカム」の番組公式ツイッターも「ひなたが時代劇に出演!」と投稿した。

 <※以下、ネタバレ有>

 この日は後白河法皇役でお笑い芸人の松村邦洋、梶原景時役(声)で声優の関智一も登場した。

 「もしも歴史上の偉人がスマホを持っていたら?」の設定と全編スマホ画面のみの演出が話題を呼んだ「光秀のスマホ」「土方のスマホ」に続くSF時代劇シリーズ第3弾。女性の主演は今回が初。

 2020年に放送された「光秀のスマホ」は主人公・明智光秀役に山田、21年に放送された「土方のスマホ」は主人公・土方歳三役に窪田正孝を起用。放送をもってキャストが明らかになり、反響を呼んだ。今回の義経役について、NHKは「話題のドラマで大注目の実力派俳優。驚きと納得のキャスティング」と予告していた。前2作は全6話だったが、全8話に拡大となった。

 前日23日深夜の初回は、牛若丸&キッズケータイから始まる“まさかの展開”。昨年の大河ドラマ「青天を衝け」で主人公・渋沢栄一の幼少期を演じた子役の小林優仁が牛若丸役を務め、弁慶役で小澤征悦、童(わらべ)電話相談室の西行役(声)で山田孝之も登場。第2話から源頼朝役で塚本高史が出演した。

 “史上最も陰キャな源義経”が自分の居場所と新しいスマホを求め、兄・頼朝の元へ。新しい武士の世を夢見る“意識高い系”の御家人たちに翻弄されながら、奇抜な戦術により勝利を重ねる。次第に兄の信頼を勝ち取り、ネット上でもバズっていくものの、ある失態を機に兄と敵対。平泉へ落ち延びるまでを描く。

 第4話は「ようやく居場所を見つけた男」。頼朝にもっと認められたい!もっとバズりたい!デビュー戦に勝利し、承認欲求が肥大化した義経は“源氏の世”実現に向け、平氏討伐へフルコミットしていく。迎えた一ノ谷の合戦。義経は目付け役・梶原景時の意見を無視。平氏の隙を突く、あの歴史に名高いドラスティックな奇襲作戦に挑む。頼朝から褒美として特別なものを授けられた義経は、着実に“頼朝沼”にハマっていく…という展開だった。

 ▼川栄李奈 過去にも大河ドラマなどで歴史上の人物を演じさせていただく機会はあったのですが、まさか自分が源義経を演じることになるとは思いませんでした。「カムカムエヴリバディ」で、時代劇をこよなく愛する虚無蔵さんに「時代劇を救ってほしい」と言われたひなたを演じた身として、とても身の引き締まる思いです!撮影手法もコンセプトもとても画期的ですので、新たな視点で時代劇を楽しんでいただける作品になっていると思います。ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです!

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