佐藤浩市 映画の撮影で一日中OKが出なかった過去を告白 「男はへこむ」も共演の人気女優の反応に感心

2022年05月28日 16:23

芸能

佐藤浩市 映画の撮影で一日中OKが出なかった過去を告白 「男はへこむ」も共演の人気女優の反応に感心
佐藤浩市 Photo By スポニチ
 俳優の佐藤浩市(61)が28日、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・00)にゲストで生出演。映画の撮影で一日中OKテークがでなかった経験を明かした。
 長男で俳優の寛一郎は映画「菊とギロチン」(2018年)が俳優として初めて出演した作品となった。映画を見に行ったという佐藤は寛一郎が撮影で何度もNGを出されたことに感謝、「デビューの時は瀬々(敬久)さんで、僕も良く知ってる監督さんだったけど、テーク20いくつまでやってくれたって言うのを聞いたとき、“あっ、ありがたいな”って。その時息子はね、“あっ、ちくしょう、悔しいな”っていうふうに思ったかもしれないけど、やってくれたことが自分にとって財産になってるってことに、いつか気づくだろうなって思ったし」と語った。

 パーソナリティーの「ナイツ」塙宣之が「テーク20とかになると、心ちょっと折れそうになるというか、何が何か分かんなるなるというか」と心配すると、佐藤は「僕、『魚影の群れ』(相米慎二監督、1983年)って映画出た時、初日(カメラが)回らなかったですからね」と告白した。

 「午前中から入ってテスト、夏目雅子さん(1985年死去)とやってて。昼ぐらいになって“そろそろ回すか”って監督が言い出して。1シーン1カットなんだけど、テーク重ねてやって。午後3時ぐらいに、“きょうはダメだな、やめよう”って。(OKテークは)なし。で終わっちゃった」と回想。「今考えるとかましなんだけど、それがズシーンって。男の方がへこむんですよね。相手の夏目雅子さんは“まったくさあ”ってぼやいてんだけど、凄いたくましいなと思って。男はへこむ。なんでなんだよって頭抱えちゃうって言うね」と明かした。

 その際はスタッフやプロデューサーからは「じゃあ明日やりましょう」と気にしていなかったとし、翌日OKテークが出た際には「やったーと思いましたけどね」としみじみと話した。
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