須田亜香里がSKE48卒業 グループ最年長30歳「人間としても人生を味わい尽くしたい」

2022年05月31日 05:00

芸能

須田亜香里がSKE48卒業 グループ最年長30歳「人間としても人生を味わい尽くしたい」
卒業を発表したSKE48の須田亜香里 Photo By 提供写真
 SKE48の須田亜香里(30)が30日、名古屋市内のSKE48劇場の劇場公演でグループからの卒業を発表した。2018年の第10回AKB48世界選抜総選挙で2位まで上り詰めた48グループの人気者が、アイドル活動13年目、節目の30歳でステージを下りることを決断した。
 大好きなアイドルをやり尽くした。「握手会が再開されるまで、コンサートで声援のコールが復活するまではいたいなぁって言っていたんですが、アイドル須田亜香里だけではなく、人間須田亜香里としても人生を味わい尽くしたいと思いました」と、卒業理由を説明した。

 SKE48の3期生での加入は、高校3年時と若くはなく、デビュー時は後列の端っこと、決して有望株ではなかった。それでも、クラシックバレエ仕込みのダンスで、毎日の劇場公演でアピール。握手会では、客一人一人の特徴を全てノートに記録して、顔と名前を記憶。握った手を自分からは離さない神対応で「釣り師」「握手会の女王」の異名を取り、ぐんぐん人気を獲得していった。

 総選挙は、2回目の挑戦で36位に入り、その後8年連続ランクイン。16位までの選抜メンバー入りは5回と、毎年“台風の目”として注目を浴び続けた。最後の地元ナゴヤドームでの第10回は、SKEの先輩松井珠理奈(25)に次ぐ2位と、人気の高さは抜きんでていた。20年1月発売の「ソーユートコあるよね?」では念願のグループ初センターを務めた。

 ソロでも活躍した。パンティーストッキングをかぶっての変顔などのNGなしの体当たり芸で、幾多のバラエティー番組に出演。機転の利くコメント力でTBS「サンデージャポン」やフジテレビ「バイキング」などの、多くの情報番組で準レギュラーを歴任してきた。総選挙に強くて、バラエティータレントでも独り立ち。まさにSKE48版指原莉乃だった。

 すでにソロタレントとしての地力も実績もあるだけに、今後も芸能界でたくましく生きていく。9月24日に名古屋・日本ガイシホールで卒業コンサートを行い、同月末をもってアイドル活動に終止符を打つ。

 ◇須田 亜香里(すだ・あかり)1991年(平3)10月31日生まれ、愛知県出身の30歳。09年11月に第3期メンバーオーディションに合格しSKE48に加入。16年の総選挙で7位となり初の神7入りを果たした。愛称は「あかりん」「だーすー」。1メートル59、血液型A。
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