海老蔵「十三代目市川團十郎白猿」11月に襲名 成田屋の大名跡が9年ぶり復活
2022年06月01日 05:00
芸能
海老蔵は「初代團十郎より市川家にとりまして大切な名跡であり、その大きな名を継承するという重責を改めて痛感しております」とその重みをひしひしと感じている様子。「私、勸玄共に、まだまだ芸道未熟ではございますが、歴代の團十郎、市川宗家の名を辱めることのないよう、心新たに努力精進する所存でございます」と意気込んでいる。
なお公演は昼夜2部制で行われ、演目は今後発表される。関係者によると、来年1月以降は全国への巡業も予定しているという。
▽市川團十郎 歌舞伎市川一門の家元。初代(1660~1704年)が17世紀後半、「荒事」と呼ばれる豪快な演技手法を創始。江戸後期の七代目(1791~1859年)が初代以来の当たり役の「勧進帳」「助六」「暫(しばらく)」などを「歌舞伎十八番」としてまとめて公表した。九代目(1838~1903年)は明治天皇の前で上演し、大衆文化だった歌舞伎の地位向上に貢献。屋号は「成田屋」。