新井薫子さんが凱旋個展 同級生・松本伊代も作品に感激「欲しい!売らないで!」

2022年06月01日 05:00

芸能

新井薫子さんが凱旋個展 同級生・松本伊代も作品に感激「欲しい!売らないで!」
個展「Femina」の取材会を行ったKAORUKOさん(左)と、絵のモデルとなった松本伊代 Photo By スポニチ
 1980年代に新井薫子名義でアイドル活動し、現在は現代アーティストのKAORUKOさん(56)が31日、東京・西武渋谷店で1日に開幕する個展「Femina」の取材会を行った。高校の同級生の松本伊代(56)の16歳の姿を描いた新作「IYO」を展示。駆けつけた松本も大喜びした。
 「IYO」は縦130センチ、横80センチのアクリル画。デビュー曲「センチメンタル・ジャーニー」のジャケット写真をモデルに♪伊代はまだ 16だから――の歌詞にちなみ16歳当時の松本を描いた。会場近くの、渋谷のハチ公前に立つ姿となった。

 松本は絵画を見て「可愛い!凄ーい!」と興奮。制作期間は1カ月で、KAORUKOさんは「特徴的な髪形を描くのが難しかったです」と振り返った。

 2人は小泉今日子(56)、中森明菜(56)らと同期の“花の82年組”で、堀越高校の同級生。KAORUKOさんは「もし違った人生を送っていたら、ハチ公前で待ち合わせして、遊んだりする未来もあったのかなと思って」と語った。

 KAORUKOさんは82年「虹いろの瞳/風のジェラシー」でデビュー。80年代後半にイラストレーターに転身し昨年まで14年間ニューヨークを拠点に活動。米国の有名美術誌で「注目アーティスト40人」に選ばれ表紙にもなった。コロナ禍で日本に帰国。昨年1月のテレビ番組をきっかけに松本と再会した。

 フェミニズムやジェンダーをテーマに女性を描いており、「伊代ちゃんはアイドルの時も今も凄く輝いていて、テーマにふさわしい」として選んだ。松本は「どんなふうに描いてくれるか興味があった」と快諾した。

 今作は個展で販売するが、松本は「欲しい!売らないで!」。夫のヒロミ(57)についても「欲しいって言うと思う」と笑顔。価格は応相談で、関係者によると、百数十万円を予定している。

 ◇KAORUKO(かおるこ)1965年(昭40)6月4日生まれ、愛知県出身の56歳。アイドル時代のキャッチフレーズは「瞳・少・女」。デビュー後、多忙から腎臓を患い4カ月の入院生活で休養。堀越高校中退後、絵本作家の五味太郎氏に師事し、本格的にアーティストとして活動。現在は吉本興業に所属。
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