清原博弁護士 5歳餓死事件で、洗脳したとされる友人の被告は「かなり難しい裁判になる」

2022年06月10日 18:08

芸能

清原博弁護士 5歳餓死事件で、洗脳したとされる友人の被告は「かなり難しい裁判になる」
TBS社屋 Photo By スポニチ
 国際弁護士の清原博氏が10日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に生出演。福岡県で5歳の男児が餓死した事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の碇利恵被告の裁判などについて言及した。
 番組は碇被告の三男・翔士郎くん(5)を餓死させたとして同罪に問われた碇被告の裁判員裁判を紹介。碇被告は公判で、同罪などで起訴された友人の赤堀恵美子被告を信用し洗脳状態にあったと述べているが、この日、証人として出廷した赤堀被告は「これからは私の裁判があるのでお答えしません」と証言を拒否したことを取り上げた。

 赤堀被告は碇被告から生活保護費をだまし取ったとする詐欺罪などでも起訴され、今後碇被告と分離して審理される。起訴状によると、2人は共謀して19年8月ごろから翔士郎ちゃんの食事量を減らし、20年4月18日、餓死させたとしている。

 赤堀被告については、裁判の期日がまだ決まっておらず清原氏は「こちらの裁判はおそらく全面的に否認、無罪主張ということで、かなり長引くだろう」と推察した。

 そして「洗脳されている、していないという支配、被支配の関係は2人の密室で起きていることなので、第三者の証拠みたいなのはないわけですよね。検察側としても赤堀被告を有罪にするにはマインドコントロールされていたと、洗脳を立証しないといけない。それを立証する証拠は無いので、かなり難しい裁判になる」と指摘。「赤堀被告の裁判も裁判員裁判だからどういう証拠を見て判断するか、かなり悩ましい事案になる」と語った。
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