美川憲一 7億円豪邸の売却を告白 父に土下座で謝罪された
2022年06月12日 08:00
芸能
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ワイドデスク 1993年に建てられた地上3階、地下1階の大きな家で、当時、各ワイドショーが次々と取材に行った。「7億円豪邸」のタイトルで連日取り上げられていたのを思い出す。
リポーター 僕も取材に行ったよ。あの時のワイドショーはやりたい放題だったから、クローゼットの中までのぞいたりしたけど、美川は笑顔で対応してくれた。
週刊誌記者 スポニチの記事では、美川が生みの母と育ての母と一緒に暮らした豪邸と紹介されていた。複雑な事情があったようだね。
スポニチ本紙デスク 生みの母は未婚のまま美川を出産。その後、肺結核を患ったこともあって、実姉に2歳の美川を託した。中学生の時に真相を知った美川は芸能界で成功した後、育ての母への恩返しのため豪邸を建設。そこに生みの母も同居することになったんだ。
リポーター 派手なイメージがある美川だけど、人生は波瀾(はらん)万丈だ。
本紙デスク 幼い頃には、苦しい生活を送った時期もあったみたい。育ての母と銀座に出掛けるのが唯一の楽しみで、その時に憧れていた千疋屋のフルーツパフェが今でも大好きだって話していたよ。
週刊誌記者 父親の顔も知らないままだったのかな。
本紙デスク テレビ番組の企画で一度だけ会ったことがあるらしい。恰幅(かっぷく)のいい会社経営者だったけど、番組内では「ふびんな思いをさせて申し訳なかった」と土下座して美川に謝ったんだって。美川は「父親の存在を知ることができて良かった。できればもう一度会って、芸能界に出てきた私を見てどう思ったか聞いてみたかった」と話していた。
ワイドデスク そんな境遇をバネにして、芸能界で生き抜いてきたんだね。
本紙デスク 取材の中で印象に残っているのが「しぶとく生きていくわよ」という言葉。歌手としてだけでなく、オネエキャラや芸能界のご意見番として、長く活躍してきた美川のたくましさの原点に触れた思いがしたよ。
リポーター 豪邸は7億円の「3分の1くらい」の額で手を打って、できたお金は「これからも輝き続けるために自分に投資するわ」と明かしていたね。
週刊誌記者 夢は90歳までステージに上がって歌うことだとも話していた。今後もしぶとい活躍を見せてくれそうだ。