ディーン・フジオカ 国籍を「何度か変えようか迷った」過去 日本での活動のきっかけは「3・11」
2022年06月12日 11:10
芸能
この日は主演映画「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」(監督西谷弘、6月17日公開)で共演するEXILE・岩田剛典、俳優・佐々木蔵之介とトークを展開。岩田が「ディーンさんは、この業界入る前、どういう人生を送って来たのかなっていう。現場で断片的には聞いたりするんですけど」と尋ねると、佐々木も「ボーダレスやから」と続けた。
ディーンは「よく聞かれるんですけど、なんで、日本を出たんですかって。1つは、花粉症がつらかったっていう」と驚きの回答。佐々木が「それでは海外行かんけどなあ」と語ると、フジオカは「それで年の4分の1はしんどいなと思って、それがないところに行きたいなと思って。出たのは、19の年ですね」と振り返った。
「本当、簡単に言うと、日本っていう国家に頼らないでサバイブするゲームやってたから。でも、パスポートは何度か変えようか迷ったけど、最終的には日本人でいようと思って、そのままにして」と説明。佐々木からの「何度か迷った?」との問いかけには「迷いましたね。自分の妻は日本人ではないので、簡単に言えば配偶者っていうところから他の国籍を得るってこともスムーズにできますし」と打ち明けた。
「でも結局なんか生まれたの福島だったから、3・11があった時に、自分はずっと世界中どこでも生きていけるっておごりみたいなのがあったけど、その先に何があるんだろうみたいなのを初めて突きつけられて」とディーン。「自分がやりたいと思っていることを自分を満たすためだけじゃなく、何かにつなげられることが、もしかしたらできるのかもしれないっていう、簡単に言うとそういう感じで日本で仕事するようになって」と回顧した。
佐々木は「震災が一つの。俺(若い頃)、サバイバルなんて考えてなかったもん。どうやって進学して、どうやって就職してみたいなのを」と自身を振り返り、感心した。