TOKYO MXの顔 ふかわりょう、キー局とは違う使命感「9チャンネルの珍味を」
2022年06月17日 10:00
芸能
ふかわはこのコンセプトについて「初耳」とおどけてみせたが、「やっぱり力むと策に溺れてしまうので、そこは柔軟な姿勢で」と自身の考え方を説明。「バラダンは人が、人間が集まる番組。コンセプトはあくまでコンセプトであり、ライブでお届けしてるので、冷蔵庫にあるもので作って料理するみたいな感じです」とMC目線で分析した。
取り扱う話題はキー局のワイドショーと被る部分も。そんな中、キー局とは違う独立放送局としての使命について、ふかわは「わざわざ9チャンネルまでお越しになってもらっているので、仮にキー局と同じ話題のことを取り上げるのであれば、同じ話題であっても、違う目線からお伝えしたい」という。「キー局がそういうネタをやっているのであれば、わざわざここに来たんだったら、わざわざ来たなりの珍味というか、ここでの郷土料理を食べてもらいたい。“わざわざ9チャンネルまで!ようこそ!ここの地元の料理を召し上がってください”という気持ち」と、日々独特の感性を光らせている。
去年3月まで、同局「5時に夢中!」のMCだったふかわは、「オーケストラの指揮者が変わると音色が変わるように、MCが変わると番組も変わる」とMCとしての持論を展開。現在の“古巣”については「今は垣花正アナウンサーがマエストロとしてやっているので、その音色は僕とは違うなと思う」という。
新天地となった「バラダン」。コメンテーターには梅沢富美男、デーブ・スペクターらキー局ワイドショーでも引っ張りだこのそうそうたるメンバーが集結している。「皆さん個性的かつ、それぞれのスタイルを貫いてきた印象がある。私の中で、ダンディさというのはもしかしたらそういう部分もあると思う」とバラダンらしさを演出していると達観している。「それぞれの人生を、胸を張って歩んでいる姿は、視聴者の皆さんに勇気を与えるんじゃないかな。そういう期待を持って、今後も臨んでいきたいと思う」と、MCとして、MXの顔としての強い覚悟を口にした。