「鎌倉殿の13人」声優起用続々 今夜は関智一が夢の大河デビュー「光栄」土御門通親役 映像時代劇も初
2022年06月19日 06:00
芸能
稀代の喜劇作家・三谷幸喜氏が脚本を手掛け、俳優の小栗旬が主演を務める大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。
関の出演は今月8日に発表。「昔から好きで見てきたシリーズでしたので、お話が決まった時は跳んで喜びました。周りにも“いつか大河ドラマに出演するのが夢の一つだ”と語っていたので、それが叶えられて光栄です。叶えてくださった方々、本当にありがとうございます!」と感激している。
「機動武闘伝Gガンダム」のドモン・カッシュ役、「のだめカンタービレ」の千秋真一役、「ふたりはプリキュア」のメップル役、特撮ドラマの声など数々の作品を彩ってきた関。劇団「ヘロヘロQカムパニー」を主宰し、20年以上、舞台俳優としても活躍している。
今回演じる土御門通親は、九条兼実(ココリコ・田中直樹)の政敵。後鳥羽上皇(尾上松也)のために策を練る。
同じく鎌倉時代を描いた1979年の大河「草燃える」で「仲谷昇さんが演じられているのを拝見していたので、役名をうかがってすぐ、ピンと来ました。と、同時にプレッシャーも感じましたので(笑)ただちに関連書籍を購入し、自分なりに勉強しました」と早速、役作り。「『鎌倉殿』は初回から拝見していたので、この世界に自分が生きられることもうれしく思い、撮影日までワクワクして過ごしました」と喜びを明かした。
今作は声優起用が相次ぐ。第3話(1月23日)に登場した後白河法皇の第三皇子・以仁王役は木村昴。第10話(3月13日)に登場した常陸の武士・佐竹義政は平田広明。ともに大河デビューを果たした。第21話(5月29日)に登場した願成就院の住職役は緒方賢一。2年ぶり3作目の大河出演となった。
関の演技に注目が集まる。