「和田弘とマヒナスターズ」松平直樹さん死去 ムード歌謡グループ草分け、カラオケなどで根強い人気
2022年06月19日 05:30
芸能
1950年代にハワイアンバンドからコーラスグループに転じた「和田弘とマヒナスターズ」はムード歌謡の先駆者だ。60年代以降はマヒナスターズの背中を追うように相次いで人気グループが誕生。内山田洋とクール・ファイブ、黒沢明とロス・プリモス、平和勝次とダークホース、敏いとうとハッピー&ブルーらが、高度経済成長に伴い、にぎわう歓楽街を舞台にした歌を次々ヒットさせた。
平成、令和へと時代が移ってもカラオケなどで根強い人気を誇り、純烈の活躍で改めて脚光を浴びることになった。
《純烈に多大な影響与えた》男性4人組グループ「純烈」のリーダー・酒井一圭(46)がムード歌謡の大先輩をしのんだ。ツイッターを更新し「マヒナスターズが存在しなければムード歌謡は存在しなかった。いつも遠くから我々を優しく見守ってくださいました。感謝、合掌」と思いをつづった。2017年にはコラボライブを行い、松平さんから酒井に「ムード歌謡の看板」を継承するセレモニーも行われていた。