誤入金問題　阿武町が全額を法的確保　東国原英夫は幕引き推測「実損なければこのままじゃ」

　元衆院議員でタレントの東国原英夫（64）が20日、TBS系「ゴゴスマ～GO　GO！smile～」（月～金曜後1・55）に生出演し、山口県阿武町が給付金を誤送金した問題の新展開についてコメントした。 　町側の代理人弁護士はこの日、会見を開き、誤入金した4630万円のうち、回収できていなかった残りの340万円を法的に確保していたことが分かった。町は田口翔被告を相手取り民事裁判を起こしており、その弁論準備手続きの中で田口被告側から返還意思を示されたが、これを拒否した。

　町側は、誤入金した4630万円の全額を法的に確保したことになる。東国原は「ほぼ損害はなかったということでしょうね。それをもって（民事）裁判がどうなるかということでしょう」と、今後の行く末に注目した。

　田口被告は誤入金された金を「ネットカジノに使った」と供述しており、今後は警察が違法賭博に関する捜査をどう進めていくかが注目される。国際間の捜査となることから、東国原は「警察も賭博罪等々をやると、言葉に語弊がありますけど、ややこしくなるので。めんどくさいことはやりたくないんじゃないかと、僕は（思う）。やらなくちゃいけないんですけど」と私見を語った。

　一方で、「（町側の）実損がなければ、このまま（幕引き）ということじゃないかなという気はしますね」と推測も口にした。