木村拓哉 来年公開映画で主演・信長役「疑問を感じ、上げた声に自分の行動をもって責任を果たした人」

2022年06月21日 15:20

芸能

木村拓哉 来年公開映画で主演・信長役「疑問を感じ、上げた声に自分の行動をもって責任を果たした人」
東映70周年記念の新作映画発表会見に登壇した(左から)脚本の古沢良太氏、木村拓哉、綾瀬はるか、大友啓史監督(撮影・藤山 由理)  Photo By スポニチ
 歌手で俳優の木村拓哉(49)と女優の綾瀬はるか(37)が21日、都内で行われた東映70周年を記念する映画「THE LEGEND & BUTTERFLY(レジェンド・アンド・バタフライ)」(監督大友啓史)の企画発表会見に登場した。
 木村は、東映映画に初出演で、綾瀬とは映画初共演となる。2人は、09年にTBSドラマ「MR.BRAIN(ミスターブレイン)」、11年TBS日曜劇場「南極大陸」で共演している。

 木村は、今作で演じた信長について「当時その時代の流れとは逆行したような幼少期を過ごしていますし、親からの偏った愛情も受けていると思いますし、人と人とが純粋に愛し合って結ばれるような世の中ではきっとなかった」と回顧。続けて、「いま想像のできないようなストレスだったりとかにさいなまれている瞬間、もちろん、死というものも今より隣り合わせの世界にいたと思いますし、そんな中で、風習だったりとかしきたりだったりとか、そういったものの中で平和に見える世の中に疑問を抱いて、結果は悲しい終わり方をしているかもしれませんけど…。初めて疑問を感じていたものに対して初めて声を上げた人。上げた声に自分の行動をもって、責任を果たした人っていうふうに解釈している」と語った。

 綾瀬は、今作で演じた濃姫について「戦国時代なのに男勝りな勇ましい部分で、信長と夫婦になって濃姫の女性らしい部分も出てきたりするんですけど、その中でも、とても勇ましい。人を見る目も世の中を見る目も、すごいかっこいい女性だなと思います」と話した。

 脚本は古沢良太氏が手掛ける。尾張の織田信長は格好ばかりで「大うつけ」と呼ばれていた。この男の元に嫁いできたのは、「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫だった。尊大な態度で濃姫を迎える信長と、男勝りの臆さぬ物言いで信長に反抗する濃姫。敵対する隣国同士の“政略結婚”という最悪の出会いで始まった2人の夫婦生活は、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日だった。そんな夫婦の前に、強敵・今川義元の大軍が攻めて来る。2人はともに戦術を練り、奇跡的な勝利を収める。この出来事を境に、対立していた2人は次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていくという夫婦愛の物語となっている。

 同映画は23年1月27日に全国公開予定。
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