桑田佳祐 世良公則らとの豪華コラボに思い「音楽人として意思表明しないといけないタイミングかなと」

2022年06月21日 20:10

芸能

桑田佳祐 世良公則らとの豪華コラボに思い「音楽人として意思表明しないといけないタイミングかなと」
桑田佳祐 Photo By スポニチ
 サザンオールスターズの桑田佳祐(66)が、21日放送のNHK報道番組「クローズアップ現代」(月~水曜後7・30)の独占インタビューに答えた。
 世界に拡大した新型コロナウイルス、度重なる自然災害、ロシアによるウクライナ侵攻…地球の危機に、音楽の力を信じて立ち上がったのが桑田だった。同学年の世良公則、野口五郎、Char、佐野元春とコラボし、チャリティーソング「時代遅れのRock’n’Roll Band」を制作し、5月に配信した。インタビュアーの桑子真帆アナウンサーから曲名に込めた思いを聞かれると、「年齢のこともありますし、どうせ最先端じゃございませんということを、(歌詞にある)“No More No War”じゃないけど、“今時そういう表現は古いよ、おじさん”と言われるかなと思って。言われてもいいかと思って」と、なりふり構わず伝えたい思いを口にした。

 地球を襲う未曾有の危機に、無力でも力を合わせる大切さを歌にした。動くことに戸惑いは「なかったですね」という。「コロナのこと、ウクライナのこと、安全保障に対する危機感は高まっているというのが、今の空気感だと思う」。そんな中、音楽界も動くことが必要だと感じたという。「今、音楽界でそういう動きが目立ってあまりなかったり。あるんでしょうけど、あまり聞こえてこなかった。私もそうなんです」と素直に告白。「だけど、音楽人として意思表明しないと、音楽でね、いけないタイミングかなと思って。音楽人としての本能的なものだと思う」と打ち明けた。

 ミュージックビデオ(MV)では、5人が輪になり、ギターを片手に歌い合う場面も。5人で会ったのは、MV撮影が初めてだったという。「さすがエンタメの王者、みんな。そこはみんな、うま~く回すんですよ」。和気あいあいとした雰囲気で、「みんな次、弾きたがるんですよ。ブルース。最高ですよ」と、同級生たちとのセッションを心の底から楽しんだ様子だった。

 収益の一部は、子供の支援を行うNGO団体「Save the Children」に寄付される。

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