桑田佳祐 インタビュアー桑子真帆アナにまさかのハモリ要求「気軽にリラックスして」
2022年06月21日 20:47
芸能
危機に対して音楽人としてできることを考えた結果、自ら動いてメッセージを伝えることを選んだ。その決断の裏には、ロックミュージシャンでノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランの代表曲「風に吹かれて」があったという。
1963年に発表された同曲は、米国の公民権運動など、自由を求める空気感の中で誕生。ベトナム戦争が始まると、人々が反戦歌としての意味合いも込めて歌うようになった。桑田は「“答えは風に吹かれている”って、戦争のことを歌っているみたいだけど、“はっきり言わねえんだ、結論を”と思ったのを覚えてるんですよね。はっきり言わないんだ。風に吹かれているって。“それはあなたの胸の中に答えはあるでしょう?分かってるだろ?”っていうことなんだろうなと、中学、高校の時に思ったんですよ」と、少年時代に感じた思いを回想した。
しかし、最近では考えが少し変わったという。「最近はそうじゃなくて、ディランさんが言いたいのは、“もしその答えを導き出せるんだったら、やってごらん?”って言ってるんじゃないかなって。昨今のことでね。答えなんかないよと」。そんな考えが、今回の活動につながったという。
インタビューに当たり、桑田は自ら「風に吹かれて」の和訳を披露した。そこで、「桑子さんね、最後ハモって欲しいんですけど。気軽にリラックスして」と、ギターを片手に桑子アナにリクエスト。サビの部分で「桑子さん!」と呼びかけると、桑子アナも照れながら歌い、珍しいセッションが成立した。