キムタクが信長に!同じ家紋に「どこか親近感あった」 濃姫役は綾瀬はるか 東映70周年記念映画
2022年06月22日 05:00
芸能
木村は1998年のTBSドラマ「織田信長 天下を取ったバカ」でも信長を演じており、今回約25年ぶり。実は、織田家の家紋と木村家の家紋は同じ五瓜に唐花(ごかにからはな)。「歴史を学ぶ上でどこか親近感があった」と語った。それだけに歴史上の人物の中でも特に信長に魅力を感じており「こういった大作で演じさせていただくことは名誉なこと」と喜びをかみしめた。
不思議な巡り合わせはこれだけではない。本能寺の変は、信長が数え年で49歳の時に起こったとされている。木村は今作撮影中の昨年11月に49歳の誕生日を迎えており「感慨深かった」と語った。さらに会見が行われたこの日は、新暦では本能寺の変が起こった日からちょうど440年。「何か(縁)を思わせてくれるタイミング」と神妙な表情だった。
スタッフも豪華な顔触れがそろった。監督は映画「るろうに剣心」シリーズの大友啓史氏。脚本は「コンフィデンスマンJP」シリーズや、来年のNHK大河ドラマ「どうする家康」の古沢良太氏。
映像のスケールはハリウッド級で、昨年9月から今年1月にかけて京都太秦撮影所の他、国宝級の建造物でもロケを実施。木村は「目の前のふすまを傷つけないでくださいと言われた。あの時のスタッフの厳しい目は今でも覚えている」と振り返った。日本映画史の一ページに刻まれる超大作は、来年1月27日に公開される。
《4度目共演》綾瀬は、帰蝶という別名を持つ信長の正室・濃姫役。木村とは09年のTBS「MR.BRAIN」、11年の同「南極大陸」などに続く4度目の共演。映画では初顔合わせだが、2人の間には信頼関係が築かれている。綾瀬は「何をやっても絶対受け止めてくれる安心感があった」と撮影を振り返った。夫婦役も初めてで「なんというか、楽しかったです」と感想。木村は「一緒でないシーンも自分の中に濃姫の存在を置いていた。(濃姫が)綾瀬さんで助かった」と語った。綾瀬は「読み終わったときに心を持って行かれました」と脚本にぞっこん。「今までに見たことのない信長夫婦の物語が描かれている。戦国時代の夫婦がとてもコミカルに、そしてシリアスに生き生きとずっしり描かれている」とアピールした。