「すゑひろがりず」はなぜ「みなみのしま」からコンビ名を変更?ある大先輩の「交換や!」がきっかけだった
2022年06月27日 16:40
芸能
ところがある日、東京の「ルミネtheよしもと」で出演した際、その日のトリが宮川大助・花子だった。その日は「みなみのしま」の後に先輩芸人の「こりゃめでてーな」もネタを披露していた。
出演後、2人は花子に呼び寄せられ「めちゃくちゃ変わったネタで面白いな」と絶賛され「こりゃめでてーな、絶対売れるで」と太鼓判を押されたという。花子は2人が袴を着てネタを披露していたことから「こりゃめでてーな」と勘違い。そこで「僕らは『みなみのしま』で『こりゃめでてーな』さんは先輩のあちらの方なんです」と説明をした。
ただ、花子から「え?絶対アカンで。あんたら『こりゃめでてーな』やん。名前を交換しい!交換や!」とコンビ名をシャッフルすることを提案された。
最初は冗談と思い、2人も「いいっすね」と言っていたものの、花子の顔がどんどんマジ顔になったそうで「ただ交換するのも面白くないから『みなみのしま』が『こりゃめでてーな』に100万円払おう。買い取ろう」とシャッフルに関して具体案も提示されたという。
さらに、花子から「自分らで100万集められる?」と尋ねられ「100万は無理です」と答えたところ「せやろな。よっしゃ、私がまず10万払っておくわ」と10万を手渡された。
これだけでは終わらず、花子が「ホトちゃん、フジモン、おいでおいで!『みなみのしま』が今から『こりゃめでてーな』を100万で買い取るから、10万ずつ出して」と蛍原やFUJIWARA・藤本にカンパの声かけをはじめた。
南條は「当時、僕ら面識ないペーペーのペーペで。こりゃやばいと思って」と大焦りしはじめ、近くにいた大助に「花子師匠がこうこうで、買い取るってなってる」と相談したという。
ところが、肝心の大助も「こりゃめでてーなか。めでたいと言ったら鶴と亀の話があってやな。鶴は千年、亀は万年、亀が9000年長生きして寂しがってるやろってワケ分からん話をしだした」と大先輩の楽屋トークを暴露。
南條は「パニックなって、さすがに無理ってなって、このテンションで今日は無理やってなって」とその日のコンビ名シャッフルを丁重に断ったことを明かし「後日、花子師匠に10万持っていって“すみません。『みなみのしま』は確かにおかしいんで、自分たちでめでたい感じのコンビ名を付けさせてもらいます”と10万お返しして、『こりゃめでてーな』さんの名前もお断りして、自分たちで『すゑひろがりず」って付けました」とコンビ名を変更したことを明かした。
三島も「花子師匠のおかげっちゃ、おかげなんです。『みなみのしま』はズレてた」と大助・花子に感謝。南條も「和風の方がええな思ってたんで、花子師匠ありがとうございます」と改めて頭を下げていた。