葛城ユキさん死去 5月に車いすでステージに がんとの闘い「歌うためなら」不屈の魂
2022年06月27日 18:14
芸能
闘病のかたわら、ステージに立ち、歌を歌う執念は最後まで失うことはなかった。ステージ4のがんで2度の手術を乗り越え、今年5月17日には、千葉・成田市内でユニットコンサートに登場しステージ復帰。約1年1カ月ぶりの歌唱で、車いすに座ったまま「ローズ」を力強く歌い上げた。「ローズ」は元々「どんなに苦しくてもいつか大輪の花が咲くことを信じて頑張ろう」という思いが詰まった名曲。「まさか自分を励ます歌になるとは思いませんでした」と笑い「皆さまのおかげで、歌える葛城ユキに少し戻ることができました。まだ本来の姿ではありませんが、いつか戻れるよう元気にならないといけません。応援よろしくお願いします」と一礼した。
「2時間で22曲を歌うワンマンライブをやれるようになるにはまだ遠いですね。入院前に復帰宣言をしていたので、ステージに帰ってくる義務があったからこそ頑張れた。少しでも早く戻れるよう、一歩ずつ歩み寄りたい」と語っていた。最後の最後までロック界の女王は不屈の精神でステージに立つという思いは失われることはなかった。