空耳も話題のSTU48「花は誰のもの？」USENランキング再浮上　動画やサブスクの再生数も加速

　STU48の最新曲「花は誰のもの？」が、29日発表の「週間USEN　HIT　J―POPランキング」で7位に再浮上した。6月8日付のチャートで3位に上昇し、その後は20位圏外に落ちていたが、リクエストが相次いだことなどからランキングに返り咲いた。 　同曲は4月に発売された平和を願うメッセージソング。「もしこの世界から国境が消えたら」と歌い出す歌詞が、「もしこの世界から東京が消えたら」と聞き間違える空耳も話題になり、発売から2カ月半がたつ今もリクエストが相次いでいるという。

　「週間USEN　HIT　J―POPランキング」には4月23日に13位で初登場。その後1位、7位、24位、34位と週を追うごとに順位を落としたが、6週目に4位にジャンプアップし、翌週は3位とさらに順位を上げた。その後20位圏外に転落していたが、最新チャートで再び急上昇した。作曲した元チェッカーズの鶴久政治（58）はこの日、ツイッターにUSENのランキングで同曲が7位にランクインした画面を添付し「再び上がって来ました。ファンの皆さん応援ありがとうございます」と感謝した。

　反響は動画の再生回数にも表れている。5月にYouTubeで公開された歌詞とダンスを強調したダンスリリックビデオの再生回数は74万3000回（29日午後5時現在）を超えた。このビデオは6月4日に50万回を突破すると、17日に60万回に達し、25日に70万回となり、再生回数のペースが加速。所属レコード会社によると、主要な定額制音楽ストリーミングサービスでは直近1週間の1日平均再生数がその前の週に比べて1・5倍ほどに伸びているという。

　7月10日には広島市で5周年コンサートを予定し、同30日には「花は誰のもの？」公演が新たに始まる。8月にはNHK「れいわのへいわソング」に出演することが決まるなど夏本番に向けてさらに勢いづきそうだ。