南果歩 重度のうつ病から「逃げるようにして」米国へ…今は前向き「失敗こそ栄養に」
2022年06月29日 18:20
芸能
![南果歩 重度のうつ病から「逃げるようにして」米国へ…今は前向き「失敗こそ栄養に」](/entertainment/news/2022/06/29/jpeg/20220629s00041000409000p_view.webp)
そんな時、わらをもつかむ思いで日本を離れたという。行き先は米国の西海岸だった。「自分の身辺が騒がしかったので、逃げるようにして…“逃げる”という言葉が一番正しいような気がするんですけど、アメリカに逃げたんですよね」。かかりつけの医師には、規則正しい生活を指示され、「学校に通うことにしたんです」と明かした。
学校では、女優としてではなく、1人の人間として気持ちをリセット。「眠れなくても、眠っても、必ず朝9時に学校に行く。授業を受けて、休み時間はお友達とランチして、午後の授業に出る。そうなると、2日ほど眠れなくても、3日目には疲れて眠れるようになって、少しずつ生活のリズムを取り戻せたんですよね」。米国滞在は1年に及び、体調を取り戻した南は、女優業を再開した。
今では過酷な経験すらもプラスにとらえているという。「演技を生業にしているので、自分が経験したことがすべて演技に出るわけではないんですけど、いろんな経験が人の心に響く表現になれば、何も無駄がないんじゃないかな?と思いますし、得がたい経験になったと思えるようになりました」。つらい過去をケガにたとえ、「転んですりむいたら、その傷は治るじゃないですか?いつか、かさぶたになって取れる日が来ると思うんですよね。私自身、そういう経験が自分を強くさせていると思うんです」とも話した。さらに「たとえ失敗しても、失敗こそ自分の栄養になると思う。人生無駄なしですよね」と、明るく教訓を語った。