武田真治 芸能界入りきっかけのコンテストで優勝確信したワケ「音楽にはなってたと」
2022年07月05日 12:59
芸能
そんな武田に、両親は「陰で隠れてサックス吹いてないで、1人の価値を証明してくれたら応援できるかもしれない。そうでなければ勉強してくれ」と条件を付けられ、受けたのが89年の第2回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストだった。
自分とともにコンテストに出た面々を見て、武田はリハーサルの時点でグランプリを確信したという。「1989年ごろって、世の中にカラオケボックスとかがない」という時代、多くの候補が一芸披露の場でカラオケを選択。現在のようなキー変更の機能などなく、他の候補たちは原曲キーで歌って撃沈していたという。一方の武田は、中学の時からその技術を磨いていたサックスで勝負。思い描いた通りにグランプリを獲得した。「あの時、一緒に出てたって(いう人には)、下手くそって言っちゃって本当に申し訳ないんだけど、本当に下手だったんですよ、皆さん」と笑わせつつ、「楽器って押さえていれば、とりあえず音階は保てるから、音楽にはなってたんだと思います」と分析した。
グランプリ受賞後も、父は活動に反対だったが、母は「約束だったので」と認めてくれたという。グランプリの副賞は現金50万円、車1台、女性用化粧品1年分、男性用の美容グッズ1年分といったもの。「母のこと…アレなんですけど」と言いにくそうにしながらも、「こういう世界もあるんだという証明になって、気持ちが揺らいでくれた」と感謝していた。