全て社長が説明 KDDI会見にSNSで称賛の声 宮家邦彦氏も「見事にやった」「会社を救った」
2022年07月05日 18:04
芸能
対象的に、会見自体はSNSで称賛される内容だった。高橋社長が人に頼ることなく、専門用語が飛び交う質問にも的確に答え続けたためで、番組では冒頭の謝罪から事実関係の説明、影響の説明、原因の説明、対応状況を時系列で説明、あらためて謝罪…といった一連の説明をすべて1人で行ったと解説。SNSでは「KDDI社長の会見スゴかった」「会見で内部を把握できてて細かく説明できる社長珍しい」といった声が上がっていた。
高橋社長の会見について、宮家氏は危機管理の観点から解説した。「ダメージコントロールってハードルが2つあるんですよ。1つ目は、ダメージはどうしようもない。起きちゃったことだから。直接、責任者が正直に、ありのままにすべてを言った上で謝ると。これはやるしかない」。さらに「2つ目は何かというと、信頼感なんですよ。隠したとか逃げたとか、ごまかすと。正直さがない部分が、2番目の炎上になっていく」と、収拾が付かなくなった過去の会見の例を挙げ、「この人はその意味では見事にやったと思う」と称賛した。さらに「問題は問題なんですよ。でも、次の炎上にいかない分、会社を救ったと言える」とも話した。
1日遅れの会見について、宮家氏は「早ければ早いほどいいんだけど、これだけデカい障害ですからね、事実関係を調べないでしゃべると、かえってうまくいかない。難しかったと思います」と、理解を示した。
同社は5日、通信障害が86時間ぶりに全面復旧したことを発表した。