鈴木涼美さん 芥川賞候補で国内外の反響格差を告白「胸熱な瞬間でした」
2022年07月06日 12:39
芸能
パーソナリティーの垣花正アナウンサーから「周りの反応とかはどうでした?盛り上がりました?」と芥川賞候補の反響を尋ねられると、鈴木さんは「日本では、親戚のおばさん2人から“元気?ちょっと見たわよ?”みたいな電話がかかってきたくらい」と意外な反響の少なさを打ち明け、驚かせた。
ところが、ノミネート発表の数日後、思わぬ形で思わぬところから反響があったという。「発表があった5日後くらいに、朝起きたら異様に電話の通知が鳴った様子があって、見たらインスタグラムに3000とか通知があったんですよ。全部台湾からだったんですけど」。中国語のニュースで流れたようで、「(台湾出身の)李琴峰さんが芥川賞を受賞したから、芥川賞の知名度があるのかもしれない」と推測した。
中には熱いメッセージもあったという。「たぶん中国語の記事を書いて下さった人が、少し美談にしすぎているのか…。“あなたの生き方は今後の女性を変える”みたいな。“We support you from Taiwan(台湾から応援しています)”とか、中国語とか英語とか、つたない日本語とかで来ていて」と、コメントの一部を紹介した。
そんな中で鈴木さんが思いをはせたのは、台湾で女性たちが置かれている環境。「台湾もたぶん、女の子たちはいろんな過去を抱えたり、いろんな体を抱えて生きているので、正確に私自身と重ならないかも知れないけど、私に重ねる部分があって、そういうメッセージを送ってきているのかな?と思うと、胸熱な瞬間でした」としみじみ語っていた。
独協大教授で経済アナリストの森永卓郎氏は、芥川賞受賞者のお笑いコンビ「ピース」又吉直樹と共演歴があり、「当たるともうかりますよ。めちゃくちゃもうかります」と耳打ち。したたかな金勘定ぶりに、鈴木さんは「貧乏人の味方だと思ってたんですけど、森永さん。意外とチリーン!みたいな」と笑っていた。
芥川賞の選考会は20日に都内で行われる。