服部四段、名人連続挑戦の斎藤八段に勝利 四段での6期ぶりリーグ入りあと1勝 王将戦2次予選準決勝
2022年07月06日 18:54
芸能
振り駒で先手番になり角換わりへ。中盤以降、2期連続名人挑戦の格上相手に苦戦を意識する展開が続いた。それでも粘り強い受けで容易にリードを広げさせず終盤、斎藤に失着があったようで、形勢逆転。5月以来の連勝を10に伸ばした。
昨年度、加古川青流戦で優勝し、今春の第7期叡王戦では出口若武六段(27)と藤井聡太叡王(19)=王将、竜王、王位、棋聖含めて5冠=への挑戦権を本戦決勝で争った。
「確かに最後はチャンスが多かった。時間も残っていたので、一度腰を落とせば良かったが次の対局もあった。ヘコんでいる時間はありませんでした」
王将戦では次戦、郷田真隆九段(51)と本田奎五段(25)の勝者に勝てばリーグ入りを果たす。「(リーグ入りすれば)強い先生と6局指せる。目標にしてきました」。7人が総当たりで6局ずつ指し、藤井への挑戦権を争う挑戦者決定リーグ。前期からの残留4人に加え、新に3人を選ぶ2次予選の戦いも佳境に入った。