まつむら眞弓 新選組ゆかりの寺で朗読劇「大盛況 感無量」
2022年07月17日 05:00
芸能
東映京都撮影所に所属する、まつむらは朗読劇をライフワークにしている。2018、19年12月14日の「討ち入りの日」には赤穂四十七士が眠る東京・高輪の泉岳寺で「怪談たたり三味線 貳(に)の糸 不忠の義士」を披露。赤穂浪士の橋本平左衛門が遊女と心中した実話をもとにした創作劇で、まつむらは「きっと大石内蔵助さんに伝わったと思います」と、義士祭でにぎわう泉岳寺での上演に感激していた。
今年3月17日には生まれ故郷の神戸で開催。大空襲から77年目を迎え、同市の薬仙寺で営まれた合同慰霊祭に出席して朗読を披露したもので、2歳の誕生日を前に娘の弘子ちゃんを目の前で亡くした三木谷君子さんの手記「地獄の大輪田橋」を心を込めて読み上げた。
慰霊、鎮魂の朗読会は続くが、まつむらは“第7波”との見方もあるコロナをにらみながら、「年末はまた泉岳寺で開催したい」と言葉に期待を込めた。