藤井聡太棋聖が3連覇 10代最後の公式戦で永瀬王座下す「かなり厳しいシリーズだった」
2022年07月17日 18:31
芸能
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対豊島では、初対戦以来6連敗を喫していたが、タイトル保持者として豊島の挑戦を受けた21年度王位戦で4勝1敗で撃破。その年の叡王戦で3勝2敗、竜王戦で4勝0敗と豊島の持つタイトルを全て奪取。現在は王位戦で対戦中で、1勝1敗と熱戦が続いている。
藤井は対局を振り返り「序盤からあまり前例の少ない展開になった」とし、「終盤はこちらの玉が薄い形が続いたので、形勢がわからないまま指している展開が多かったと思います」と語った。また、黒星スタートの後3連勝となった今シリーズを振り返り「1局目、2局目とかなり苦しい展開が続いて、かなり厳しいシリーズだったと思います」とし、「結果が出せて良かったですが、やっぱり厳しい戦いだったと思うので、そこはしっかり振り返らなければならないと思います」と表情は厳しいままだった。
また、永瀬は39手目の「9七桂がやりすぎだったかもしれないので、早い段階で…。なんか、(45手目の)9三桂成がさらに被害を拡大してしまったかもしれないので、早い段階でかなり厳しくなってしまったかと思います」と語り、「先手番で1勝もすることができなかったので、それが課題なのかなと思いました。本局だと、途中でかなり厳しくなってしまったので、もう少し勝機の出せる展開にしなくてはいけなかったかなと思います」とし、「結果が出せなくて残念だったと思います」と語った。