藤井王位 第3局1日目は51手目が封じ手 持ち時間は豊島に1時間以上の利
2022年07月20日 18:55
芸能
戦型は第1局から3局連続の角換わりへ進み、藤井が48手目、豊島陣へ打ち込んだ角にこの日最長考の1時間21分を投入。昼食休憩までに40手進んだが、午後はお互い慎重に指し手を重ねた。
藤井にとっては17日、永瀬拓矢王座(29)を挑戦者に迎えた名古屋市での棋聖戦第4局以来の対局。さらにその前は13、14日に札幌市で指された王位戦第2局となり、「中2日、中2日」のタイトル戦日程になった。
全8冠中、過半数超えの5冠を保持する第一人者ならではのスケジュール。藤井には、昨年8月18、19日に大阪市で王位戦第4局、22日に名古屋市で叡王戦第4局、さらに24、25日に徳島市で王位戦第5局を指した例がある。3局とも相手は豊島。「中2日、中1日」で、結果は○●○だった。
「中2日、中2日」の今回は○○と来ただけに、3連勝で過密日程への適性を改めて示したいところだ。藤井は前日19日に20歳誕生日を迎えた。二十代を白星発進できるかどうかも見所になる。
対戦成績は1勝1敗。7番勝負の主導権を握るのはどちらか。2日目は21日午前9時、同所で再開される。