有働由美子 最愛の母の葬儀で涙の司会「何も返してあげられなかったから恩返しを」
2022年07月29日 16:10
芸能
アナウンサーとして過去に200件ほど結婚式の司会を務めたことを明かしている有働アナだが、実は葬儀の司会も数々、経験済みだという。「この年でこの声になってくると、(式の雰囲気に)合ってくるんですけど、20代のころから割と声が低かったから。“上司の葬儀の司会をやって”って、一番最初がそれだったかな」と振り返った。
そのうち、「葬儀の司会、何でも数こなせばできてくるので、何となくやれるかなと思い込んじゃって」と考えるようになったという。そんな中、11年に自身の母が死去。その母の葬儀の司会も、自分が立候補した。「どうせ他の方にやられるなら」という思いと、「お母さんに何も返してあげられなかったから、司会して恩返ししたい」という罪滅ぼしの思いから、「自分で手を挙げてやったんです」と明かした。
ところが、自分を産み、育ててくれた最愛の母とのお別れは、長年の経験ではどうしようもない悲しさがこみ上げてきたという。「“それでは始めさせていただきます”の、“それでは”から泣いちゃうという。“そ、それではぁぁぁ…”って。泣いているのか、しゃべっているのか分からないというのが延々、続いて。来られた方々、大変だったなと思うんですけど」。涙、涙の司会になってしまったようで、「いくら数をこなしても、身内のはダメだっていうことが、その時初めて分かった」と話していた。