吉村知事　自民党に“旧統一教会と密接議員”洗い出しを要望「調査すべきだし、国民に公表すべき」

　大阪府の吉村洋文知事が4日、読売テレビ「かんさい情報ネットten.」に生出演。自民党に対して、所属議員と世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の関係について、調査することを求めた。 　大阪維新の会、日本維新の会は2日、旧統一教会との関係について全ての所属議員に調査し、議員の名前を公開した上で、会合に参加するなどしていたことを報告している。

　この問題に対し、吉村知事は「今後、統一教会、その関連団体等と関わりを持つことはしない」と改めて明言。これまでに教会が起こしている問題が紹介されると、「これだけ多くの国民が泣いているわけです。家庭崩壊になったり、家族が離散したりということもあると聞いていますから、宗教団体なのかもしれないですけど、そういった団体と政治は一線を画するべきだと思います」と繰り返した。

　また、自民党に対して、「ちゃんと調査するべきだと思いますよ。与党なわけですから」と主張。「大阪維新の会という地方の議員のところまで、僕は代表としてやりました。全部やれとは言いませんけど、せめて国会議員で国家権力を握ってる与党の自民党は、議員1人1人がどうだったの?っていうのを調査すべきだし、それを国民に公表すべきだと思います。その上でこれからどうしますっていうのを明確にすべきだと思います。これは維新の会でやりましたんで、ぜひ自民党もやってもらいたいと思います」と強い口調で語った。

　自民党は所属の国会議員と旧統一教会との接点が次々と明らかになっているが、茂木幹事長は2日の会見において、党として教団側と「一切関係がない」ことが確認できたと述べている。