吉柳咲良「ピーター・パン」卒業「本当に、本当に、ありがとうございました」

　女優・吉柳咲良（18）が14日、大阪・梅田芸術劇場で開催されたミュージカル「ピーター・パン」に出演。6年間務めた10代目ピーター・パンを卒業し、「私はこの場所で、この役に出会えて本当に良かった、感無量です。本当に、本当に、ありがとうございました」と終演後は号泣した。 　吉柳は16年9月、「第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン」で歴代最年少12歳でグランプリを受賞した。初めてピーター・パンを務めたのが17年2月の中学1年時で、同グランプリ受賞者として大役に起用されたのは初代グランプリ・榊原郁恵（63）以来36年ぶりのこと。高校3年となった今回が5度目の大役だった。

　集大成として迎えた今回、アクシデントに見舞われた。7月23日に東京国際フォーラムで初日を迎えた公演は、複数の関係者が新型コロナウイルスに感染。吉柳自身も24日に発熱してPCR検査で陽性判定。8月2日まで予定されていた東京公演は中止となった。

　吉柳は終演後に「2022年8月14日をもちまして、ミュージカル『ピーター・パン』のピーター・パン役を卒業しました。こんなにも沢山の愛に触れ、熱気で溢れた場所の中心に立てた幸せは一生忘れません。愛してくれて、支えてくれたカンパニーの皆さん、いつも応援の声をくださり、元気を沢山与えてくださった皆様、本当にありがとうございました。私はこの場所で、この役に出会えて本当に良かった、感無量です。本当に、本当に、ありがとうございました」と最後までスタッフ、ファンへの感謝の言葉を繰り返した。