ティモンディ高岸 笑顔のプロデビュー、2回3失点もらしさ全開 一発浴びた相手祝福「お見事」

2022年08月15日 05:30

芸能

ティモンディ高岸 笑顔のプロデビュー、2回3失点もらしさ全開 一発浴びた相手祝福「お見事」
<栃木・埼玉>力投する栃木先発のティモンディ・高岸宏行(撮影・久冨木 修)     Photo By スポニチ
 野球の独立リーグ、ルートインBCリーグ・栃木に入団したティモンディ高岸宏行(29)が14日、宇都宮市内で行われた埼玉戦で初登板初先発を果たした。2回3安打の3失点で降板も、ついに小さい頃から憧れ続けた場所に立った。プロ野球選手とお笑い芸人の“二刀流”は始まったばかりだが「現時点での高岸の100%を出せた。改善点も見つかったので、そこをこれから直せることがとても楽しみです」と充実の表情。最速140キロを記録するなど「今日の点数は5億点満点!」と自己採点した。
 台風一過の青空のもと、背番号16が輝く。しかし、プロは甘くはなかった。初球で134キロをマークするも、内野安打や暴投などで失点。ホロ苦いデビューとなった。チームは4―4と引き分けたが、「両者優勝!野球を通じて夢を持って、命懸けでやっている方がいて、少しでも熱量を感じてもらえれば幸せです」と語った。

 2回には“珍事”も。先頭打者に左中間ソロ本塁打を被弾するなど洗礼を浴びたが、打球の行方を見守ると、高岸は拍手で打者を祝福。「僕の甘い球をしっかり打ったので、お見事だな」と振り返った。チームメートの川崎宗則内野手(41)も「相手をリスペクトする姿勢は僕らも見習わないといけない」と評価した。

 この日の来場者は、今季球団最多となる5021人。夏休みで大勢の子供たちも集まり、試合後のインタビューでは「やればー?」という高岸の呼び掛けに応じて「できるー!」と大合唱。温かい空気が球場を包んだ。

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