黒柳徹子「大豆15粒が1日の食事」戦争の実体験をYouTubeで配信「どんなことがあっても戦争反対」
2022年08月15日 15:46
芸能
当時は大田区・洗足池の近くに住んでいたという黒柳。空襲で被害を受けた下町とは距離があったが、「空襲警報が鳴ってすぐ、うちの庭が真っ赤になってね、本が読めたの。“お母さま!本が読める!夜なのに庭で本が読める”なんて話して…凄く怖かった。空が真っ赤になっていて。日本中が真っ赤になった。あんなに赤い空ってみたことないと思いますけど。あとで聞いたら、10万人が亡くなったと…どんだけ酷い…」と言葉を詰まらせた。
また、食糧難に直面したことに触れ「母がやっと手に入れた大豆を煎ってくれて、15粒。15粒を、私にくれて“これがあなたの1日分の食べ物だから”」と、たった15粒の大豆で1日を過ごしたという。「その15粒をどういう塩梅で食べようかと考えて。朝5つくらい食べて、水をいっぱい飲んで。学校へ行って、お昼に空襲警報が鳴って、防空壕に入ってそこで3つくらい食べちゃって。お昼に2つ食べて。残っている5つを家に帰って食べて。お水飲んで終わるというのが毎日だった」と壮絶な体験を語った。
父の出征、母との疎開などを語り「どんなことがあっても戦争は反対しなきゃいけないです。ダメです」と主張。「どんなに自分が、例えば何かになりたいとか、希望があっても、戦争になったら全部どこかへ吹き飛ばされて、希望なんてものは誰も認めてくれないから」と平和への強い思いを呼びかけた。