大泉洋“頼朝”再び 三嶋大祭り「頼朝行列」頼朝役で登場 “蒲殿”に「範頼、ごめんね!」観衆大爆笑
2022年08月16日 15:33
芸能
行列に先だって三嶋大社拝殿で行われた奉告祭に4人が姿を現すと、境内に集まった観衆からは大きな拍手が起きた。大泉、迫田、野添はすでに劇中から退いているだけに、大河ドラマと同じ衣装と甲冑を身にまとった姿に拍手が鳴りやまなかった。
大泉は行列に先だって挨拶。「三島の民の皆さま!源頼朝が帰ってまいりました!ありがとうございます!この歴史ある三嶋大社の三嶋大祭りに源頼朝役で、このたびやってまいりました大泉洋でございます。このような大役をたまわりまして恐縮至極です」と高らかに名乗ると場内から再び大きな拍手。
「この度大河ドラマで頼朝役を演じさせていただきました。あれは、第何話でございましたでしょうか…この三嶋の祭りに合わせて頼朝が挙兵したシーンを撮ったのがついこの間のようでございます。きょうはこの憎らしいほどの青天の中、我々はこれから皆様にご挨拶してまいろうと思います。本日は、この私に長く付き添ってくれました藤九郎と、頼れる男・仁田忠常と、私の弟・範頼とともに皆様の前にまいります!」と挨拶。
さらに「私は、皆様の前でどうしても言いたかったことがございます。この場を借りて、一言言わせてください。範頼…ごめんね!」と、語りかけると観衆からは大爆笑と拍手が起きた。劇中で、頼朝は自身に代わって鎌倉殿の座に就こうとした範頼を許さず、伊豆・修善寺に幽閉。さらに娘・大姫(南沙良)の病死は範頼の呪詛が原因だと思い込んで激怒し、村人と畑仕事中だった範頼は善児(梶原善)に襲われて生涯を閉じた。この一件を詫びた“頼朝”大泉は「兄弟のわだかまりもとけたところで、これから皆様の前にご挨拶にまいりたいと思っております。本日はどうぞよろしくお願いいたします」と挨拶した。「皆の者、いざ出陣ぞ!えいえいヤー!」と出陣の掛け声をかけた。
頼朝公旗挙げ行列は1958年にスタート。当初は三島市長や地元の名士が頼朝役に扮した。俳優を招いたのは91年の西郷輝彦が初。三島商工会議所によると、ドラマなどで頼朝役を演じた俳優が頼朝公旗挙げ行列に参加するのは大泉が初という。さらに俳優4人の参加も今回が初めてだ。
頼朝公旗挙げ行列は、頼朝が挙兵にあたり、三嶋大社に戦勝を祈願したことにちなんでおり、大鳥居前から三島市民文化会館までを練り歩く。