藤井王位 佐賀県嬉野市で第4局代替イベント 20歳で解禁の飲酒「2手目」は日本酒
2022年08月16日 17:40
芸能
また、参加者からの質問に、愛知県瀬戸市の自宅の床の間に大山康晴15世名人のライバル、升田幸三実力制第四代名人の言葉「新手一生」の拓本を飾ってあることも告白した。「いつから掛けられているのか分からないが、その言葉を見ると身が引き締まる」。定跡にとらわれない指し手の創造に棋士人生をかけるとの言葉で、将棋大賞の一つ升田幸三賞を藤井は19年、升田幸三特別賞を21年に受賞している。
イベントでは豊島から寄せられたコメントも代読された。藤井や地元関係者らへの謝罪に始まり、症状が快方へ向かっていると説明。24、25日、徳島市で仕切り直す第4局へ「復帰すべく、静養に努めている」。これに藤井も「第4局へ向けて準備してきた。持ち時間の8時間をしっかり使ってよい内容の将棋にしていければ」と意気込みを語った。
イベントには副立会人を務めるはずだった豊川孝弘七段(55)も出席。「おやじギャグの名手」で知られる豊川を意識したのか、藤井が閉式のあいさつで「嬉野市を訪れることができ、うれしく思っています」と語った後、絶句し苦笑。「また対局で訪れることができればと思っています」と続けて、危うく難を逃れた。