二宮和也 主演映画「ラーゲリより愛を込めて」完成報告会出席「笑顔や涙が胸に迫る」

2022年08月18日 05:30

芸能

二宮和也 主演映画「ラーゲリより愛を込めて」完成報告会出席「笑顔や涙が胸に迫る」
「ラーゲリより愛をこめて」完成報告会見で撮影秘話を語る二宮和也(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 嵐の二宮和也(39)が17日、都内で主演映画「ラーゲリより愛を込めて」(監督瀬々敬久、12月9日公開)の完成報告会に出席した。第2次世界大戦後のシベリア強制収容所(ラーゲリ)が舞台の作品で「つらくて苦しくて寂しくて、目を背けたくなるシーンがある。だからこそ、その中にある笑顔や涙が胸に迫る」と熱く語った。
 辺見じゅんさんのノンフィクション小説が原作。二宮は過酷な状況下でも生きることへの希望を強く唱え、仲間を励まし続けた実在の人物・山本幡男役。米映画「硫黄島からの手紙」で国内外にその演技力を示したが、再び戦争を題材にした作品に挑んだ。

 出演オファーを受けたのは、20年末の嵐活動休止前。「嵐の活動が一段落してからとお願いして、参加することができました」と出演への経緯を語った。

 ロシア文学を愛する役であることからロシア語を文字に起こし反復して覚えるなど、入念に役作り。撮影は昨年10月下旬から12月に行われた。

 山本とともに強制収容所で過ごす青年役で、Sexy Zoneの中島健人(28)が共演。気温0度前後の中で川に入るシーンがあり、中島はふんどし姿、二宮も捕虜の作業着という薄着で撮影に臨んだという。

 待機中、中島が二宮に「ロケジャン(防寒着)着てください」と声を掛けたところ「後輩がこんなに寒がっているのに、俺が絶対着ることはない」と断言。休憩中もイスに座らなかったという往年の大スター、故高倉健さんのような気遣いを見せた先輩に「裏でもめちゃくちゃ映画スターでした!」と尊敬のまなざし。後輩に偉大な先輩としての背中を見せた。
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