金村義明氏 高校野球の甲子園大会「一種独特の文化」 日本人は“敗者の美学”「好きですよ」

2022年08月18日 21:47

芸能

金村義明氏 高校野球の甲子園大会「一種独特の文化」 日本人は“敗者の美学”「好きですよ」
野球解説者の金村義明氏 Photo By スポニチ
 元プロ野球選手で野球解説者の金村義明氏(58)が21日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後8・30)に出演。現在、甲子園で開催中の全国高校野球大会について「一種独特の文化です」と語った。
 番組では米国出身の作家が、「世界中探してもこのような大会はほかにない」とし、高校野球のドキュメンタリー映画を撮影した米国を拠点に活躍する山崎エマ監督の「アメリカは勝者を崇め、日本は敗者に気持ちを向ける印象があります」というコメントを読み上げた。

 金村氏は「甲子園は一種独特の文化ですからね。これは、アメリカの人とかはあまり理解できないでしょうね」と語った。さらに高校野球連盟の所在地が大阪にあることに触れ、甲子園の重要性について「一種独特の…文化みたいなもの」と重ねて語った。

 また、この日、甲子園で行われた準々決勝では、優勝候補の筆頭に挙げられていた大阪桐蔭が下関国際に敗れた。金村氏は「きょうも大阪桐蔭というすごいチーム負けて号泣、皆していましたけど、僕らも野球人ですから、ついつい選手の涙見てもらい泣きしたりして…」と語った。

 またMCのふかわりょうから「“負けの美学”みたいなのは日本人は好きですか?」と聞かれると「好きですよ。負けて甲子園の土を拾っている姿をカメラマンが…」と言った後、「まあ、は僕は負けなかったんで、それはやっていないんですけどね」と胸を張った。

 金村氏は報徳学園時代の1981年に夏の甲子園で優勝。「4番・投手」として3回戦で荒木大輔を擁する早実を下し、準決勝では工藤公康擁する名古屋電気(現愛工大名電)から3安打する活躍。決勝でも京都商を3安打完封と、全6試合を1人で投げ切った。

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