土屋太鳳 久野綾希子さんを追悼「悲しいです。もっともっと感謝を伝えたかった」
2022年08月24日 11:36
芸能
「私にはいくつか夢があって、そのひとつはミュージカル『ローマの休日』のおつかれさま会をいつの日か、することでした。そして感謝をちゃんとお伝えすることでした」とつづった土屋。「ミュージカル『ローマの休日』は2020年の10月から2021年の1月という本当に厳しい時期に上演された作品です。楽屋の行き来や 差し入れを届けることや 写真を撮ることもない舞台裏。でも 帝劇は楽屋からエレベーターに乗って 舞台袖の階に行くのですが、久野さんはそのエレベーターで偶然ご一緒すると 明るい笑顔と温かい緊張感でパワーをくださいました」と記した。
「アン王女はクライマックスにかけて 久野さんが演じて下さった ヴィアバーグ伯爵夫人の歌と台詞に応えるように 大人の女性への成長の階段をひとつひとつ進んでいきます。その時の久野さんの表情、手、歌声、忘れられません」と思い出をつづり、「久野さんはローマに出演なさった時、50年近くのキャリアでも元旦から仕事をするのは初めて、と 取材でお話されていました。それを知って、私はなんて光栄なお正月を御一緒出来たんだろうと 感動しました。そしてまたご一緒したくて、発声練習をしなかった日はなかったけれど…もう叶わないのだと思うと、悲しいです。もっともっと感謝を伝えたかった。せめて…心の中で伝え続けたいと思います」と追悼した。