ウクライナ侵攻半年 経済制裁はロシア軍需に打撃…専門家「武器、弾薬を作るのが難しくなっている」
2022年08月24日 18:32
芸能
小谷氏によると、ロシアは当初、首都キーウを陥落させ、東部と南部を編入する青写真だったという。しかし、キーウでは激しい抵抗を受けて撤退。「そもそもキーウを陥落することができず、ウクライナ軍が正規軍として残っていますし、市民の抵抗も激しく、東部はルハンシクまでは落とすことができましたけど、ドネツクにはまだまだ進軍が進んでいませんし、このままこう着状態に入ってくると思います」と予測した。
ロシア軍の侵攻を受け、西側諸国はロシアへ経済制裁を続けている。小谷氏は「経済制裁は効果が表れるのに時間がかかります。まだ半年ですので、1年、2年という単位で考えていくべきだと思います」と説明した。
一方で、軍需産業には確実な打撃があるという。「武器の修理であったり、新たに武器、弾薬を作るのが難しくなっています。そういう意味でロシアとしては長期間、この状態を続けるのは難しくなっていくだろうと言えます」とした。
侵攻の終結シナリオとして、小谷氏は「プーチン大統領が面子を保つ状態で、何らかの成果を上げたところで、“これで自分たちの軍事作戦を完了した”と言える環境がいつでき上がるかのが、今後の注目点だと思います」と見通した。