EXIT兼近「24時間マラソン」笑顔で走ったワケ 不遇の時代胸に「“楽しめない人”もいるってことを」
2022年08月29日 22:55
芸能
「親も、じいちゃん、ばあちゃんも全員貧乏なんですよ。その連鎖の中にいるのは、すぐわかることで。社会のせいなんだと思ってました。“世の中がこれを作り上げているんだ”っていう恨みはありました。自分の人生も、人の人生もどうなってもいいと思ってました」。
「暴力的な行為に出ちゃったり、人を傷つけることが増えていって。“俺の力で願いを叶えました”って優越感に浸っていて、そういうときが結構続きましたね。その途中で人の何かを壊してきたことに気づいて、後悔に変わりましたね」と、振り返った。
中学時代も勉強に付いていけず、卒業後はそのまま働くも長続きはしなかったという兼近。その後、お笑い芸人を目指し、りんたろー。と共に大ブレークを果たした。しかし、今でも「僕が出来なかったことをみなさんがやってくださってるから、たまたまここにいる状況なんです。それを身にしみてるんです」と、謙虚な思いは忘れないようにしているという。
「楽しいことをやってる中で“楽しめない人もいる”ってことを知らせる、ピエロの役目だなと思っていて。こんな見た目のヤツが“なんで走ってんだろう?”って思って欲しい」と自身の笑顔を通じて、人々に何かを感じ取ってもらえれば、と話していた。