金子恵美氏 “怒りの涙”女児置き去り死、こども園理事長会見に「この園の体質、経営者のスタンスが」

2022年09月08日 14:25

芸能

金子恵美氏 “怒りの涙”女児置き去り死、こども園理事長会見に「この園の体質、経営者のスタンスが」
金子恵美氏 Photo By 提供写真
 元衆院議員の金子恵美氏(44)が8日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にコメンテーターとして出演。通園バスに女児(3)が取り残され、熱中症で死亡した静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」の増田立義理事長兼園長(73)らが7日に記者会見したことに言及した。
 増田理事長は、5日の事件当日にバスを運転した理事長自身やクラス担任、クラス補助ら複数の職員による思い込みや怠慢などの人為的ミスが重なった結果、今回の事件を招いたと認めた。理事長は、バスを運転する機会が最近はほとんどなかったとし、死亡した河本千奈ちゃんが取り残されていることをチェックできなかったことに「不慣れだった。他の職員に確認をお任せしているので、そこまで気が回らなかった」と話し「(千奈ちゃんがいる)後ろを見ずに、運転記録の作業をした。年齢的に次のことをしたら忘れてしまう」とミスを年齢のせいにする場面もあった。また、千奈ちゃんの印象を聞かれても「(一人一人の)名前までは分からない」と語り「ちなつちゃん」と名前を呼び間違えるなどした。

 金子氏は「まず、お父様がその時の様子をお話しされているのを聞いて、3歳児が本能的に暑くて苦しくて取った行動かと思うと本当に涙が出てきますよね」と声を震わせ、会見については「運転を普段していないとはいえ、この期に及んで不慣れだったっていう言葉が出て…。園長というのは、ヒューマンエラーが起こりにくい仕組みだとかマニュアルだとかを整備して、それを職員に対して徹底して教育する立場の人が、それを任せていたとか。むしろ率先して子供をみて、子供に配慮してもらわなければいけない立場の人がこうした意識だったってことが判明して、まさにこの園の体質、経営者のスタンスがそのまま現れた」と怒りをにじませながら話した。

 そして「今、保育の現場、保育事業は、保育の受け皿としてこうした認定こども園とか多様な保育施設を受け皿としてつくって、先般、過去最少に待機児童がなったと、保育の量は増えてきてるけど同時に質を見ていかないといけないという議論が今されている中で、保育内容の質はもちろんなんですけど、子供が質の高い保育を受けられる前提にあるのは安全な保育環境だということを多くの保育士さんは考えていらっしゃる」としつつ、「今回はレアな例だとは言っても、今一度すべての保育者の方々にそのことを再認識していただきたいなと、親の一人として思います」と自身の思いを話した。
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