石井竜也 「浪漫飛行」は路上で生まれた「メロディーが出てきて、何かこれいいかもって」
2022年09月08日 22:57
芸能
90年に発売したシングル「浪漫飛行」も、Charの家まで通い、協力を得て完成した。「Charさんの家に行くのに、自転車もないような時ですから。“Charさんに何時に行くって言っちゃったっけ?”って、歩いていた、その時のスピードなんですよ」。Charの自宅まで歩きながら、「その時のテンポで作っちゃった曲なんですけどね」と明かした。
テンポを踏んで歩く中で、自然とメロディーが浮かんできたという。「歌詞まで出てきているわけじゃないですけど、メロディーが何か出てきて、何かこれいいかもって」と明かし、MCの俳優・大泉洋を驚かせた。
もともとは絵描き志望で茨城から上京していたという石井。「真剣に音楽を考えて米米をやってたわけじゃなかったんですよ、最初から。ギターちょろんと弾けるくらいでお金もらえるなんて一つも思わなかったし」と打ち明けた。
そんな石井にとって、Charは師匠のような存在。「Charさんと音楽を作り始めて、たとえば1つのメロディーでも、こんなにいろんなアプローチができるんだというので」。Charは音を実際に聞かせながら音楽のイロハを教えてくれたそうで、「一緒にやる時も“テッペイ(石井)、どっちの響きが好き?”なんて言って。同じメロディーラインの上にギターで“これどう?”って。一緒になって、動いて教えてくれる教師みたいな感じ」と感謝を口にしていた。
Charも番組のVTR取材に「彼の場合は、最初に絵を描くことと一緒で、大まかなスケッチがあるんでしょうね。絵を仕上げていくような。でき上がるとすごくビジュアルがいいんですよね、曲とか詞が」と、石井の曲作りについて解説。「すごく分かりやすいメロディーとか、音楽的な部分で言うと。それがプレーヤー(演奏者)みたいに難しく物事を考えないで、イメージをすっと切り取れる才能を持っているからじゃないですかね?素晴らしい才能だと。僕にはできないな」と賛辞を惜しまなかったが、「褒めすぎました」としっかりオチも付けていた。