橋下徹氏 安倍元首相の国葬に私見「天皇陛下の国事行為なのかどうなのかをしっかり議論した形跡がない」
2022年09月09日 11:16
芸能
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橋下氏は「多くの国民はこの説明では納得できないでしょうね。もう一つ、僕、今回の閉会中審査の国会の議論、非常にピンぼけ。浅い議論だと思います。僕は安倍さんのこの葬儀は国葬に値するとは思いますけれども、でも国葬っていうものは今回、反対なんです」と言い、その理由を「国葬の位置づけということを国会できちっと議論していないんですよ。基準が明確でないとか税金が多く入るとかそういうことではなくて、そもそも国葬はどういう位置づけなのか。儀式なわけですから格、レベルというものが重要。以前は内閣と自民党の合同葬というものがいろいろ行われていましたけれども、それでは不十分だということで国葬になったわけですよ。この国葬、まさに国の儀式をやる時には天皇陛下の国事行為というものと、内閣が行う儀式という2つがある。天皇陛下の国事行為なのかどうなのかっていうところをしっかり議論した形跡がないんですよね」と説明。
そのうえで「天皇陛下の国事行為といっても、これは内閣の助言指導に基づくんですけれども、やっぱり陛下が行うと格が全然違います。日本は戦後、国のために貢献した人をまつることを考えなくなりました」と言い、「それが今のこの混乱につながっていると思う」と持論を展開。「陛下が関与しない国葬なんてことが、今の日本の象徴天皇制のもとでもあり得るのかどうなのか。陛下が関与しないということであれば、僕はこれねえ、日本政府葬、内閣葬と変わらなくて、なんちゃって国葬、国葬って言いたいがために国葬って言ってるとしか思えない」と自身の考えを述べた。