若新雄純氏 自民党の旧統一教会調査に見る往生際の悪さ「世の中が忘れるなら最小限にという力学感じる」
2022年09月09日 19:42
芸能
安倍晋三元首相の銃撃事件をきっかけに、教団と自民党との関係が脚光を浴び、接点を持つ政治家がメディア報道が先行する形で相次いで発覚した。若新氏は「村人の多くが“しちゃいけないことをしちゃったらしい”と。まだそれが明らかになる前に、自分だけやってましたと名乗り出ると、村の中で損をすると」と、党内を村社会になぞらえて解説した。
その上で「早い段階で村長みたいな人(岸田首相)が、みんな悪いことをやったことを認めて、ある時点でしっかり罰して変えていこうと言えればよかった」と指摘。「みんなが謝りだしたら結局、自分も謝ろうとなって、それに自民党という組織が今回、どれくらい耐えられるのか?国民の信頼を失ってしまわないのか?そこにすごい関心がありますね」と述べた。
党による調査、発表も「そもそも遅かったと思うし、みんな“ああ、バレるな。言うしかないか”というタイミングになってしまったと思う」とコメント。「現状でも、世の中が忘れてくれるんだったら最小限に留めておきたいという力学をちょっと感じます」と、往生際の悪さも感じずにはいられない様子だった。
岸田首相は当初、教団との関係性調査については各議員に一任する方針を示していた。若新氏は「各議員に任せると言っちゃったせいで、認識がありませんでしたという新しい逃げ文句が発明されちゃった」と指摘した。さらに「事実として、それ(接点)があったらNGなんだよということを早い段階でリーダーが決めて、“知らなかったけど、やっちゃってたんだ。すみません”と言える状態を早く作るべきだった。1回、皆さんに任せると言ってしまったためにズルズルいってしまった」と、岸田首相の判断に疑問符。「長期的に村のダメージは全体的にでかくなるだろうと思っています」と、政権への大打撃は免れないとの認識を示した。