原田美枝子 女優を「何回か辞めようかなって思った」 63歳になって考える「引き際」とは
2022年09月10日 15:28
芸能
本業では、9日公開の映画「百花」で、菅田将暉演じる主人公の母で認知症と診断される役どころを演じた。菅田について「撮影中は全然どういう人だとか言ってる暇がなくて。現場が大変すぎて。だからこないだ久しぶりに取材で会ったら、すごい良い子だなって思って。一緒に仕事できてよかったって」と回想。別の作品で息子役を演じたMCの藤ヶ谷太輔は「僕だけのかあちゃんだと思ってたら、みんなのかあちゃんなんだなって思いました」とヤキモチを焼くと、「そうなんですよ、ものすごいたくさんの子供達がいますからね」と軽やかに笑った。
長い俳優生活を送り、引き際を考えることがあるかという質問に、「若い頃は引退とか考えないだろうなって思ってたんですけど、会社勤めの方は60歳とか65歳で引退とかあるじゃないですか。それってわりと自然なことだなって思うようになったんですよ。切り替わる時期というか体力的にも精神的にも。辞めようかなって思ったのは何回かありましたねえ。でも負けて終わるの嫌じゃないですか。勝って終わりたい。せめて自分がやったなって思えてから引っ込もうかなって」。これにMCの笑福亭鶴瓶は「やめたらアカンよ!」とまだまだ現役をお願いしていた。