「鎌倉殿の13人」実朝に不吉予言…大竹しのぶサプライズ出演!ネット沸く 3年ぶり大河は歩き巫女に変貌
2022年09月11日 20:45
芸能
![「鎌倉殿の13人」実朝に不吉予言…大竹しのぶサプライズ出演!ネット沸く 3年ぶり大河は歩き巫女に変貌](/entertainment/news/2022/09/11/jpeg/20220911s00041000424000p_view.webp)
稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。鎌倉を舞台に、御家人たちが激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。
第35話は「苦い盃(さかずき)」。3代鎌倉殿・源実朝(柿澤)の妻になる後鳥羽上皇(尾上松也)の従妹・千世(加藤小夏)が京から鎌倉へ到着。政子(小池栄子)らが出迎えるが、千世を連れてくるはずだった北条政範(中川翼)は京に到着して2日後に“怪死”。愛息の凱旋を心待ちにしていたりく(宮沢りえ)は失意に沈む。そんな中、娘婿・平賀朝雅(山中崇)が畠山重忠(中川大志)の嫡男・重保(杉田雷麟)への疑惑をりくに告げる。一方、朝雅の振る舞いについて重保から相談された北条義時(小栗)は父・時政(坂東彌十郎)に…という展開。
実朝は鹿汁をごちそうになり、意気投合した和田義盛(横田栄司)の館を再び訪れた。義盛は実朝、北条泰時(坂口健太郎)鶴丸(きづき)を“面白い所”に連れていく。
とある寺。テントのようなものの中に“おばば”こと名うての歩き巫女(大竹しのぶ)がいる。
歩き巫女「(占いを始め、枝葉を水につけながら何かを唱える)この中にひと月、体を洗っていない者がおる」
義盛「俺だ。よく分かったな」
実朝「実は、私も分かっていた(手を鼻にやる)」
泰時「これって、占いですか」
歩き巫女「(義盛に)おまえ、もっと後ろに下がれ。(泰時を指し)双六。苦手だろ」
泰時「苦手というか、子どもの頃から双六をすると、どういうわけか具合が悪くなってしまうんです」
歩き巫女「さもありなん。(鶴丸を指したかと思うと、実朝を指し)雪の日」
実朝「雪の日」
歩き巫女「雪の日は出歩くな。災いが待っている」
実朝「災い」
義盛「雪の日は滑るから、だいたい皆、出歩かない方がいいんだ」
歩き巫女「うるさい」
義盛「次、俺」
歩き巫女「寄るな!」
日が暮れ、実朝と歩き巫女は2人きり。
歩き巫女「悩みがあるようだな」
実朝「妻をめとった」
歩き巫女「おー、めでたいのー」
実朝「私の思いとは関わりないところで、すべてが決まった」
歩き巫女「おまえさん…まあいい。悩みは、誰にもある。おばばにもある。年を取って近頃、ひじがあごに付かなくなった(実演)」
実朝「誰でもそうなのではないか」
歩き巫女「これだけは言っておくよ。おまえの悩みは、どんなものであっても、それはおまえ1人の悩みではない。遥か昔から、同じことで悩んできた者がいることを、忘れるな。この先も、おまえと同じことで悩む者がいることを、忘れるな。悩みというのは、そういうものじゃ。おまえ1人ではないんだ。決して。気が晴れたか」
実朝は涙を拭い、笑った。
SNS上には「大竹しのぶさん、凄すぎる。誰だか分からん」「大竹しのぶだったのかー!途中まで気がつかなかった」「あっ、大竹しのぶかぁ。(日本一のおばあちゃん女優)北林谷栄かと思った」「大竹しのぶさんが『アミダばばあ』(明石家さんまの人気キャラ)とか言われてるwまあ、オープニングのクレジットを見なければ、大竹しのぶさんだと分からないレベルだったのは確か」「いや、この予言不吉すぎる」「実朝に雪の日に災いがっていう、あの占いばばあ只者じゃねー!」「実朝くん、マジで雪の日に出歩かないでね」などの声が続出。大竹の“変貌ぶり”も大反響を呼んだ。
史実としては建保7年(1219年)1月、雪が積もる日、実朝は落命している。